TSVモード/CSVモード(Ver8.31対応版)
目次ファイルタイプ別の設定− TSVモード/CSVモード
 TSVモード/CSVモードは、ファイルタイプ別の設定でタブの文字数を「TSVモード」または「CSVモード」にしたときにこのモードになります。
 または、メニューから[表示]→[タブストップ]から「TSVモード」または「CSVモード」を選んだときでもこのモードになります。メニューから選んだときは一時的な設定になります。

 TSVモードは、タブを区切りとした表計算ソフトのような表示になります。

 CSVモードは、カンマを区切りとした表計算ソフトのような表示になります。
 CSVモードではタブ文字は半角空白1文字分として扱われます。

 ルーラーは、TSV/CSV用のルーラーになります。
 カラムの境界をドラッグしてカラムの幅を調整できます。
 カラムをクリックすると縦方向の範囲選択ができます。
 カラムを右クリックしてソートなどができます。

 ガイドライン(縦)を表示するとカラムの境界に縦線を引くようになります。

 編集すると自動的にカラムの幅を調整します。
 自動調整する方法は、動作環境のTSV/CSVモードの詳細を参照してください。


動作が変わる機能
 TSV/CSVモードによって動作が変わる機能があります。

  • TAB -> 空白(変換のコマンド)
     TSVモードでは使えます。
     CSVモードでは使えません。

  • 空白 -> TAB(変換のコマンド)
     TSV/CSVモードでは使えません。

  • タブキーで空白入力(ファイルタイプ別の設定)
     TSV/CSVモードでは使えません。

  • 保存するときの変換の「タブ・空白の変換」(ファイルタイプ別の設定)
     TSV/CSVモードでは使えません。

  • タブ文字の表示(ファイルタイプ別の設定)
     CSVモードの場合は、カンマはタブに見立てて表示されています。
     「タブ文字」のON/OFFで、カンマの表示のON/OFFとして扱われます。

  • 文字間(ファイルタイプ別の設定)
     TSV/CSVモードでは固定ピッチフォントであってもプロポーショナルフォント扱いになり、文字間の設定は使えません。
     また、固定ピッチフォントで半角2文字と全角1文字の幅が違う場合、幅計算に誤差が出るようになります。

  • フリーカーソル位置での文字入力の動作(動作環境)
     TSV/CSVモードの場合は、「フリーカーソル位置で文字入力した時にタブ文字を使用する」がOFFでも、空白の入力にはならずタブ(カンマ)が入力されます。


制限

 セル内の改行は扱えません。
 例えば、Excelでセル内の改行があるものをCSVにすると、以下のような感じのテキストになります。

  セルA,"セル内の\x0A改行",セルC\x0D\x0A

 ここで、\x0Aはセル内の改行でLFを表し、\x0D\x0Aは本当の改行CR+LFを表します。
 この形式は、秀丸エディタではただの改行になります。

 またRFC 4180によれば、ダブルクォーテーションで囲まれていれば \x0D\x0A(CR+LF),\x0A(LF)のいずれであってもセル内(フィールド内)の改行とみなすような記述がありますが、秀丸エディタではただの改行になります。


マクロの注意

 TSV/CSVモードのときは、固定ピッチフォントであってもプロポーショナルフォント扱いになります。


参照:
 ファイルタイプ別の設定のタブの文字数
 動作環境のTSV/CSVモードの詳細

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