openfile, saveas文など
目次− ファイル系文− openfile, saveas文など 以下の文はパラメータでファイル名を指定してください。ダイアログボックスは出ません。 openfile文とsaveas文は、エンコードの種類(文字コード)と改行コードの形式を同時に指定することができます。パラメータは以下のようにコンマで区切って必要なものを指定してください。 insertfile文もopenfileと同様にパラメータを指定できます。(V5.10以降) loadfile, readonlyopenfile, readonlyloadfile文も、openfileと同様にパラメータを指定できます。(V5.11以降) openfile ファイル名 [,sjis | unicode | euc | jis | utf7 | utf8 | euro | gb2312 | big5 | euckr | binary] [,noaddhist]エンコード(文字コード/ファイル形式)の指定は以下の通りです。 sjis Shift-JIS(通常のファイル形式) unicode Unicode(UTF-16) euc EUC jis JIS utf7 Unicode(UTF-7) utf8 Unicode(UTF-8) euro 欧文 gb2312 簡体字中国語 big5 繁体字中国語 euckr 韓国語 (以下はV8.00以降) unicode_be Unicode(UTF-16,Big-Endian) johab 韓国語(Jahab) easteuro 中央ヨーロッパ言語 baltic バルト語 greek ギリシャ語 russian キリル言語 symbol シンボル turkish トルコ語 hebrew ヘブライ語 arabic アラビア語 thai タイ語 vietnamese ベトナム語 oem OEM/DOS default その他 utf32 Unicode(UTF-32) utf32_be Unicode(UTF-32,Big-Endian) saveasの場合は、指定されたエンコード(文字コード)で保存します。 何も指定しない場合、現在オープンしているエンコードでそのまま保存されます。 改行コードが混在している場合もそのまま保存されます。(V7.00以降※) エンコードの指定と同時にlfやcrを指定すると改行コードを統一して保存できます。(改行コードの指定は単独ではできません) lfを指定すると、改行=LFの形式で保存されます。 crを指定すると、改行=CRの形式で保存されます。 crとlfを同時に付けると改行=CR+LFとなります。(V7.10以降※) lfもcr付けないと各エンコードで標準の改行(Shift-JISはCR+LF,EUCはLF)となります。(V7.10以降※) saveasでunicodeまたはutf8が指定されている場合、さらにbomを指定するとBOM有り、nobomを指定するとBOM無しで保存します。 何も指定しないと、既存のファイルの状態を維持するか、デフォルトではUnicode(UTF-16)ではBOM有り、Unicode(UTF-8)ではBOM無しになります。(V5.11以降) appendsaveは、V8.00未満ではパラメータ指定できませんでしたが、V8.00以降ではパラメータ指定できます。
noaddhistを付けるとヒストリに追加せずにファイルを開くことができます。(V5.11以降) binaryは、バイナリモードを意味します。マクロでは、バイナリモードはエンコードの種類の1つとして扱われます。 Hidemarnet ExplorerでWebページを開く場合、wbまたはwsをパラメータに書くことができます。(V8.00以降) openfile文で起動オプションの指定 openfileのパラメータには、 hidemaru.exeを起動するオプション がそのまま指定できます。 openfile "/r " + $filename とすると、readonlyopenfileと同じになります。 openfile "" とすると、newfileと同じになります。 openfile "/(0,0,100,100)" とすると、0,0〜100,100のサイズの秀丸エディタが起動されます。 openfile "*.txt" とすると、「ファイルを開く」のダイアログボックスを表示します。さらには openfile "c:\\soft\\*.txt" のように指定すると、カレントディレクトリまで指定できます。 "/f数字" オプションを指定することで、エンコードの種類を数値で指定できます。たとえばキリル言語の場合は、openfile "/f16 " + $filename;と指定します。数字は、encodeキーワード(charsetキーワード)の値と同じです。 openfile "/h " + $filename とすると、秀丸エディタがステルスモードになり、画面から見えなくなる&マクロの実行が非常に高速になります。 openfile "/h" とファイル名を指定しなければ新規作成状態の見えない秀丸エディタが起動します。 見えなくなった秀丸エディタはマクロの中で終わらせてあげてください。現在のバージョンでは、終わらせないままマクロを終了すると自動的にステルス解除されます。以前のバージョンでは自動的にステルス解除しないようになっていました。 openfile "/x" でマクロを実行しようとしてもエラーになるので注意してください。 ※saveasでの正確な改行指定の動作と、バージョンによる違いは、以下の通りです。 エンコード指定あり+改行指定あり: 改行を統一して変更。cr,lfを同時指定で、明示的にCR+LF。 (cr,lf同時指定はV7.00から。エンコード変化無くても改行統一はV7.10から) エンコード指定あり+改行指定なし: 各エンコード標準の改行。Shift-JISではCR+LF,EUCではLF。 (従来はCR+LF固定。各エンコード標準の改行はV7.02から。エンコード変化無くても改行統一はV7.10から。) エンコード指定なし+改行指定あり: 改行コード維持。改行指定は無視。 (従来から同じ。改行の混在を維持するのはV7.00から) エンコード指定なし+改行指定なし: 改行コード維持。 (従来から同じ。改行の混在を維持するのはV7.00から) |