各種状態関連キーワード(Ver8.31対応版)
目次内部的な値を表現するキーワード− 各種状態関連キーワード


overwrite    上書きモードか挿入モードかを表します。上書きモードの場合は1、挿入モードの場合は0です。

updated    更新されたかどうかを表します。更新された場合は1、そうでない場合は0です。
 角カッコで添え字を付けて、他の秀丸エディタからも値を得ることができます。(V8.00以降)

anyclipboard    クリップボードに文字列があるかどうかを表します。ある場合は1、無い場合は0です。

imestate    かな漢字変換の状態を表します。かな漢字変換がonなら1、offなら0です。

browsemode    閲覧モードかどうかを表します。閲覧モードの場合は1、そうでない場合は0です。

keypressed    キーが押されたかどうかを表します。disablebreakされた状態でのみ利用可能です。
 キーが押されていた場合はそのキーコード、押されてなかった場合は0です。
 keypressedが1回実行されると、メッセージキューから仮想キーコードを取り出します。
 仮想キーコードは、iskeydownの値と同じです
参照: iskeydown  inputchar


replay    現在のマクロが連続実行されてるものかどうかを表します。連続実行である場合1、そうでない場合0です。例えば、Ctrl-1によってマクロ実行される場合は、Ctrl-1を2回連続で実行した場合に2回目がreplayがtrueなります。

hidemarucount    現在起動されている秀丸エディタの数を表します。常駐秀丸エディタは数えません。
 参照:秀丸エディタ管理

searchmode    「検索での表示」の状態を表します。点滅表示のとき0、範囲選択のときは1です。

searchbuffer    検索バッファの内容を表します。検索バッファは、以前に実行された検索コマンドまたは置換コマンドで検索対象となる文字列を記憶していて、「下候補」または「上候補」コマンドで利用されるものです。

searchoption    検索フラグの値を表します。検索フラグは、以前に実行された検索コマンドまたは置換コマンドのダイアログボックスで指定された各種のオプションを記憶しています。オプションの内容は以下の通りのビットごとの論理和になっています。
 ビット13はsearchoptionで得た値をsetsearchでそのまま復元するために常に1が入っています。

単語の検索   0x00000001(ビット0)
大文字/小文字の区別   0x00000002(ビット1)
置換かどうか   0x00000004(ビット2)(置換の場合に1)
置換の場合、問い合わせの有無   0x00000008(ビット3)
正規表現   0x00000010(ビット4)
あいまい検索   0x00000020(ビット5)
ファイル名一覧だけ作成   0x00000040(ビット6)(grep用)
次の秀丸エディタも続けて検索   0x00000080(ビット7)
サブフォルダも検索   0x00000100(ビット8)(grep用)
最小化状態で実行   0x00000200(ビット9)(grep用)
ファイル名をフルパスで出力   0x00000400(ビット10)(grep用)
検索文字列の強調   0x00000800(ビット11)(検索,grep用)(V5.00以降)
検索文字列の強調   0x00001000(ビット12)(置換用)(V5.00以降)
setsearchのビット13   0x00002000(ビット13)(常に1)(V5.00以降)
追加の条件(普通の文字)   0x00010000(ビット16)(V6.50以降)
追加の条件(コメント)   0x00020000(ビット17)(V6.50以降)
追加の条件(#ifdef等の無効部分)   0x00040000(ビット18)(V6.50以降)
追加の条件(スクリプト部分)   0x00080000(ビット19)(V6.50以降)
追加の条件(文字列)   0x00100000(ビット20)(V6.50以降)
追加の条件(HTML/XMLタグ)   0x00200000(ビット21)(V6.50以降)
追加の条件(「のみ」)   0x00400000(ビット22)(V6.50以降)
追加の条件が有効であるかどうか   0x00800000(ビット23)(V6.50以降)
一周する   0x01000000(ビット24)(V6.50以降)
検索したら閉じる   0x02000000(ビット25)(V6.50以降)
バックアップ   0x04000000(ビット26)(grepして置換用)(V6.50以降)
保存の前に確認   0x08000000(ビット27)(grepして置換用)(V6.50以降)
出力先   0x30000000(ビット28,29)(grep用)(V6.50以降)
searchoption2が有効かどうか   0x80000000(ビット31)(V8.00以降)

 「選択した範囲のみ」のフラグはありません。「選択した範囲のみ」で動作中であるかどうかはinselectingキーワードで得ます。
 参照:setsearch

searchoption2    拡張された検索フラグの値を表します。(V8.00以降)
 searchoptionの0x80000000のビットが立っている場合にのみ有効です。
 以下の値の論理和です。

ヒットしない行   0x00000001(ビット0)(grep用)(V8.00以降)

 参照:setsearch

replacebuffer    置換バッファの内容を表します。
 参照:setreplace

grepfilebuffer    grepの「検索するファイル」の内容を表します。
 「(現在の内容)」でgrepした後は、先頭に制御コードの\x01が入った文字列になります。
 参照:setgrepfile

foundtopx    検索にヒットした文字列の開始位置のx座標を表します。(V4.10以降)

foundtopy    検索にヒットした文字列の開始位置のy座標を表します。(V4.10以降)

foundendx    検索にヒットした文字列の終了位置のx座標を表します。(V4.10以降)

foundendy    検索にヒットした文字列の終了位置のy座標を表します。(V4.10以降)

foundhilighting    「検索文字列の強調」が表示状態にあるかどうかを表します。(V5.00以降)

foundbuffer    「検索文字列の強調」されているとき、強調のために使われている検索文字列を表します。(V5.00以降)
 searchbufferは全ての秀丸エディタで共通ですが、foundbufferはそれぞれの秀丸エディタごとに記憶しています。
 
 検索後、実際にヒットした文字列ではなく、検索文字列を表しています。
 実際にヒットした文字列を取得するには、
 $foundtext = gettext(foundtopx,foundtopy,foundendx,foundendy);
 というようにします。

foundoption    「検索文字列の強調」されているとき、強調のために使われている検索フラグを表します。(V5.00以降)

readonly    上書き禁止かどうかを表します。上書き禁止の場合は1、そうでない場合は0です。

encode    charsetキーワードと同じ意味です。(V6.50以降)

charset    現在のエンコードの種類と改行を表します。
 charsetといっても、フォントの文字セットのことではありません。
 ビット0〜ビット5(charset & 0x3F した値)が文字コードです。
 V3.xxまでは新規作成直後の値がありましたが、V4.xx以降より新規作成後のエンコードの種類が設定できるようになったのに伴い、実際には 0 になることはありません。

 0  新規作成直後
 1  Shift-JIS
 2  Unicode
 3  EUC
 4  JIS
 5  UTF-7
 6  UTF-8
 7  Unicode (Big-Endian)
 8  欧文
 9  簡体字中国語
 10 繁体字中国語
 11 韓国語
 12 韓国語(Johab)
 13 中央ヨーロッパ言語
 14 バルト語
 15 ギリシャ語
 16 キリル言語
 17 シンボル
 18 トルコ語
 19 ヘブライ語
 20 アラビア語
 21 タイ語
 22 ベトナム語
 23 Macintosh
 24 OEM/DOS
 25 その他
 26 バイナリモード
 27 UTF-32 (V8.00以降)
 28 UTF-32 (Big-Endian) (V8.00以降)

 ビット6が1の場合、改行=LF (charset & 0x40)
 ビット7が1の場合、改行=CR (charset & 0x80)
 ビット6と7が共に0、または共に1の場合は改行=CR+LF (charset & 0xC0)

bom    Unicode系のエンコードの種類のファイルの場合、BOMを含むかどうかを表します。(V8.00以降)

loaddllfile    loaddllされている場合、ロードされているDLLのファイル名を返します。
 ロードされていない場合は何もない文字列を返します。
 参照:DLL呼び出し機能

getfocus    現在の入力フォーカスのあるウィンドウを表します。(V6.00以降)
 値は、setfocusで指定する値と同じです。

event    自動起動マクロとして呼び出されたとき、自動起動の種類を表します。(V6.50以降)
 参照:自動起動マクロ

autocompstate    単語補完の状態を表します。(V8.00以降)
 以下の値の論理和です。

  単語補完が動作中   0x0001(ビット0)

 現在はビット0しかありませんが将来的に拡張されるかもしれないので、(autocompstate & 0x01)をして判定してください。

argcount    getarg可能なパラメータの数を表します。(V8.00以降)


キーワードではありませんが、検索ヒストリと置換ヒストリの取得と設定が以下の関数と文でできます。

getsearchhist関数
setsearchhist
getreplacehist関数
setreplacehist

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