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- 浮動小数点数バージョンとは
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浮動小数点数バージョンの秀丸エディタは、マクロで浮動小数点数を扱えるように改造した特別な秀丸エディタです。マクロで浮動小数点数が扱える以外は普通の秀丸エディタと同じです。
科学技術計算など、浮動小数点数の計算がマクロの中から必要な場合には、この浮動小数点数バージョンをご利用ください。
V7.00より、浮動小数点数バージョンは、「浮動小数点数版(統合版)」となりました。
浮動小数点数版(統合版)は、普段は通常版と全く同じように使っていただけます。
通常版のマクロを実行する上での完全な互換性があります。
- 違いについて
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通常版(V7.00以上)と浮動小数点数版(統合版)(V7.00以上)の違い
- setfloatmodeで浮動小数点数モードにできる。
- HideMath.dll標準添付。
- 少し遅い。
従来の浮動小数点数バージョン(V6.50未満)と浮動小数点数版(統合版)(V7.00以上)の違い
- 通常版との完全な互換性が保たれるようになった。
- 浮動小数点数を扱う場合、setfloatmode 1; を書く必要がある。
- msvcrt.dllに依存しない。
- 従来の浮動小数点数版であるかどうか(if(1/2==0){...})の判断方法は使えない。
(マクロ先頭にsetfloatmode 1;を書き足すことで判断可能となります)
- バージョンチェックの方法
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浮動小数点数バージョンかどうかは、以下のような方法で判定できます。
setfloatmode 1;
if( 1/2 == 0 ) {
message "整数バージョンです";
} else {
message "浮動小数点数バージョンです";
}
V6.50未満では、setfloatmodeは使えないのでエラーになります。
- 改版履歴
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- HideMath.dllをパワーアップした(Format関数の追加など)
- 秀丸エディタマクロにdllfuncstr()関数を追加した
- タグジャンプがうまくいかないバグ修正
- 余りの計算でDivided by 0 Errorが出ることがあるバグ修正
- Pow関数の追加(1999年10月12日)
- dllfunc/dllfuncstrを使ったマクロで「内部エラー」が発生することがあるバグ修正(1999年10月14日)
- 秀丸エディタ用DLLの仕様変更(整数版用に作成されたDLLを浮動小数点数版からも呼べるようにした)(1999年10月18日)
- HideMath.dllにRandom、Sinh、Bessel_xxxx等の関数を追加(1999年10月21日)
- V3.08相当(2001年4月4日)
- ReadMe.txtからDLLの説明を削除(2001年4月10日)
- V3.09〜V5.18は各バージョン相当のものを公開。
- V6.14相当(2007年08月08日)
- 浮動小数点数版(統合版)に変更。V7.00相当(2007年09月05日)
従来の浮動小数点数バージョン用のマクロにはマクロ先頭に setfloatmode 1; を書いてもらう必要があります。
- V7.00〜V8.31は各バージョン相当のものを公開
- V8.32相当(2013年09月03日)
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