ツリー表示項目のプロパティ(Ver7.11対応版)
目次ファイルタイプ別の設定解析− ツリー表示項目のプロパティ
見出しの定義
行頭の文字列
 行頭の文字列を見出しとして解釈します。
 行頭には空白やタブがあっても解釈してしまいます。空白やタブは含まず完全な行頭としたい場合は「オプション」で「インデント禁止」をチェックしてください。
 「n」と書かれた部分は数値として解釈します。
 数値は半角数字のみです。全角数字や漢数字を含める場合、種類を「文字列」にして、正規表現をONにし、「第[0-90-9]+章」や「第[一二三四五六七八九十]+章」という感じで定義してください。

行頭の記号
 文字を並べて記述して、それらの記号が行頭にあった場合見出しとして解釈します。
 行頭には空白やタブがあっても解釈してしまいます。空白やタブは含まず完全な行頭としたい場合は「オプション」で「インデント禁止」をチェックしてください。

文字列
 自由に文字列を指定して見出しとして解釈します。行頭になくてもヒットします。
 正規表現にした場合、タグを「分類モード時のグループ名」で使うことができます。
 参照: 正規表現

関数
 関数を見出しとして解釈します。

強調表示
 強調表示されている行を見出しとして解釈します。


分類モード時のグループ名
 アウトライン解析の方法を「ツリー表示 - 分類」にしているとき、ここで指定される分類名で分類してツリー表示します。
 空欄にしたときは、「無名グループ」になります。
 空欄で、親となる見出しがあるときは、親にグループが指定されているときは親についてきます。

 「見出しの定義」で文字列で正規表現にした場合、グループ名にタグを使うことができます。

 例:


オプション
インデント禁止
 これをチェックしておくと、行頭に空白やタブを認めない、完全な行頭のみを見出しとします。
 チェックしておかないと、行頭に空白やタブがあっても見出しとして解釈されます。
 「行頭の文字列」と「行頭の記号」の場合にのみ指定できます。

インデントの深さでレベルを決める
 前の見出しが同じレベルの場合、インデントの深さ(行頭にある空白やタブの多さ)でレベルを決めます。
 前の見出しとの比べてインデントが深ければ1つ下のレベルになります。

 「ツリー表示の定義」の「レベルの見せ方」が「絶対的」になっていると、この指定をしていても無効になります。

1つ上のツリー定義と同じレベルとして定義
 通常、見出しの定義を追加していくと、上から順番に自動的にレベルが割り振られますが、これをチェックしておくと、1つ上の定義と同じレベルとして定義できます。

コメントを無視
 カラー表示でコメントの色が付いている場合は、見出しとして解釈しないようになります。
 種類が関数か強調表示の場合はチェックできません。

展開/折りたたみ状態
 「初期状態でツリーを折りたたみ」にすると、「アウトライン解析の枠」や「アウトライン解析...」のダイアログを初めて表示されるときや、新しく見出しとなる行を書いたときに初期状態でツリーを折りたんだ状態でツリーを作成します。

 「展開したままで固定」にすると、子があるときに[+]/[-]マークなどは表示せずに、常に展開された状態となります。

表示範囲
 見出しを表示する範囲を決めます。
 以下の選択ができます。
  • 自動
  • ヒットした文字以降
  • ヒットした文字より後
  • ヒットした文字のみ
  • 行全体

 以下の場合に適用されます。
  • 「アウトライン解析の枠」
  • 「アウトライン解析...」のダイアログ
  • 「見出しバー」

自動的な選択/部分編集の対象
 標準ではONです。
 チェックされていると、以下の状態に影響があります。
  • 「部分編集」コマンドを実行したとき、自動的に部分編集となる範囲の境界となる見出しかどうか
  • 「折りたたみ用の余白」で大きな[+]/[-]マークとして表示され、折りたたみの対象となるかどうか。

見出しバーに表示する対象
 標準ではONです。
 OFFにすると、見出しバーに表示しないようになります。
 区切りの線のようなものを見出しにしている場合にOFFにするといいです。

 例:

  • ツリー表示の見た目
    ├===========区切り線=============
    │├[見出し1]
    ││└[小見出しA]
    │└[見出し2]
    └===========区切り線=============
     ├[見出し3]
     └[見出し4]
  • 見出しバーの表示
    区切り線を対象にしている場合
    ===========区切り線============= - [見出し1] - [小見出しA]

    区切り線を対象にしていない場合
    [見出し1] - [小見出しA]