アカウント毎の設定・メールサーバー・詳細(Ver5.75対応版)
サーバーのポート番号
 POP3プロトコルおよびSMTPプロトコル用のポート番号を指定します。普通は変更しないでください。初期設定では、POP3はポート110、SMTPはポート25です。


POP over SSL、SMTP over SSL
 通信内容を暗号化するための、POP over SSLおよびSMTP over SSLを使うかどうか指定します。それぞれ、メールサーバー側が対応してないと使えません。
 POP over SSLおよびSMTP over SSLを使う場合、接続先のポート番号も標準のポート番号とは別に、それぞれ用のポートを指定する必要があります。標準では、POP over SSLが995番、SMTP over SSLが465番です。実際のポート番号が何番になっているかは、 各ユーザー様が調べてください。


SSL接続で、証明書を検証しない
 SSL接続の時に、接続先サーバーが送ってくる証明書(公開鍵)を検証するかどうか指定します。何らかの理由で証明書の検証に失敗する場合は、ここをONにすることで無理矢理接続できるようになります。ここのオプションがONになっていても、 暗号化自体はちゃんと行われます。
 ここのオプションをONにすると、証明書の検証が省略されるために、SSL接続の処理(特に1回目の接続時の処理)が高速になるようです。

制限事項:
 Windows98/Me/NT4.0の場合、「SSL接続で、証明書を検証しない」の設定に関係なく、証明書の検証は省略されます。また、証明書を検証するよう指示していても、証明書が期限切れになっているかどうかはチェックしません。


SSL2.0で接続
 SSLおよびTLSのバージョンを指定します。ここのオプションがONの場合は、SSL2.0で接続します。Window95/98/Me/NT4.0の場合は、ここのオプションはに関係なくSSL2.0でしか接続できません。
 Windows2000以上の場合でここのオプションをOFFにした場合、TLS1.0/SSL3.0/SSL2.0のうちのなるべく上位のプロトコルが使われます。
 @niftyのセカンドメールProの場合など、一部、TLS1.0およびSSL3.0で接続されると調子が悪いケースがあるようです。そういう場合はここのオプションをONにして、SSL2.0で接続させてみてください。


STARTTLSを使用
 SSL接続の際に、STARTTLSコマンドを使うかどうか指定します。一般に、標準のPOP3/SMTP用のポート(110番,25番)にてSSL接続を受け付けるサーバーの場合には、STARTTLSコマンドを使ってSSLを確立するようになっています。


送信用のアカウント指定
 SMTP認証またはPOP before SMTPがONになっている場合に、認証用のアカウントおよびパスワードをここで指定します。
 普通は「POP3用と同じ」でいいはずですが、セキュリティの厳しい所では別のアカウント/パスワードを使わなければいけないケースもあります。そういう場合はここのチェックをONにして、アカウント/パスワードを指定してください。
 普通のメール受信用のPOP3サーバーとは別に、POP before SMTP専用のPOP3サーバーがある場合にも、ここで指定します。

 補足:
 「全般的な設定・基本」の「秀丸メール起動時にパスワードを要求する」がONになっていて、さらに「AES暗号化」のオプションがONになっていると、ここで入力されたパスワードはAES方式で暗号化されて保存されます。AES方式で暗号化されて保存されている場合は、パスワード欄の下に「※パスワードはAES暗号化されてます」のような表示がなされます。

 参照:AES暗号化について


POP before SMTP時の、ログイン後の待ち時間
 POP before SMTPをONにしてもうまく送信の認証ができない場合には、この待ち時間を適当に長くしてみてください。
 メールサーバー側で、原始的なPOP before SMTPの認証方式(POP3サーバーのログを見てSMTPサーバーが認証するような方式)をとっている場合、ここで適当な待ち時間を指定しないとうまくいかないそうです。


POP before SMTP用認証サーバーの指定
 POP before SMTPで、認証用にPOPログインするホストがメール受信用のホストと異なる場合、このチェックをONにしてホスト名を指定してください。



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