全般的な設定・送受信・詳細(Ver5.75対応版)
送信と受信の順番
 「すべて送受信」コマンドを実行して送信と受信の両方をする場合に、送信と受信のどちらを先に実行するか指定します。普通は送信が先です。アカウント毎の設定で「POP before SMTP」をONにしている場合には、受信を先にした方が送受信全体として速くなります。


送受信エラー発生時のエラーメッセージを5分後に自動で閉じる
 送受信でエラーが発生したときに表示されるメッセージを自動で閉じるかどうか指定します。例えば定期受信の時にエラーが出ても定期受信を続行してほしい場合には、ここのオプションをONにしておいてください。
 ここのオプションは、送受信エラーのメッセージの中からも変更することができます。

 送受信でエラーが起きても一切エラーメッセージを表示させたくない場合は、「アカウント毎の設定・上級者向け・その他」での「受信時にエラーが起きてもメッセージ表示しない」をONにしてください。


並行して送受信する最大数
 秀丸メール本体ウィンドウで「すべて送受信」などの複数アカウントの送受信系コマンドを実行した時に、並行して送受信するアカウント数を指定します。
 「全般的な設定・ウィルス対策」の「アンチウィルス/ファイヤウォール系ソフトとの相性問題対策・並行送受信をしない」がONになっていると、そちらが優先されて、ここでの指定は意味が無くなります。


最初に限り、CPU負荷が下がるまで送受信を待機させる
 アンチウィルス/パーソナルファイヤウォール系ソフトを使っている場合で、Windows起動と同時に秀丸メールも起動して送受信させる場合、アンチウィルス/パーソナルファイヤウォール系ソフトがなかなか起動しないために、 一時的にそれらのソフトが無効な状態で送受信されてしまい、ウィルス入りメールを受信してしまうことがあります。そういう心配がある場合は、ここのオプションをONにしてください。
 ここのオプションをONにすると、秀丸メールが起動してから最初の送受信時に限り、CPU負荷が3%以下に下がるまで待機してから送受信するようになります。
 ここのオプションがONでも、Windowsの起動から5分以上経過してる場合は待機しません。また、CPU負荷の測定が1分以上経過した場合は、待機をやめて送受信を開始します。


「今すぐ送信」時の最後に待ち時間を入れる
 メールを作成しているウィンドウ上で「今すぐ送信」を実行した時に、メールを送信する最終段階で少し待ち時間を入れるかどうか指定します。ここをONにしておけば、間違って「今すぐ送信」してしまった場合でも、即座にEscキーを押せばキャンセルできます。

 ここをOFFにしておくと、例えば非常に小さいサイズのメールを間違って「今すぐ送信」してしまった時に、送信の処理があっという間に終わってしまってキャンセル出来ないことがあります。なので、普通はここのオプションをONにしておいてください。

 「今すぐ送信」をとにかく高速にしたい場合は、ここをOFFにしてください。

 V5.75から待ち時間を0.1秒〜20秒まで指定出来るようになりました。標準は1.5秒です。

 「今すぐ送信」を実行した時にもっと長い待ち時間を確保したい場合は、「マクロ・マクロ登録・自動起動・あとで送信/今すぐ送信時」に以下のようなマクロを登録する作戦でお願いします。
    loaddll "tkinfo.dll";
    #n = dllfunc("SetAutoPushTimer", 60, "yes");
    question "送信を60秒間待機しています。キャンセルするには" +
      "「いいえ」を押してください。待機せずに今すぐ送信する" +
      "には「はい」を押してください。";
    #n = dllfunc("StopAutoPushTimer");
    if( result != yes ) {
        #n = dllfunc("SetCancel", 1);
        endmacro;
    }


メーラーdeネットニュースを自動制御する
 ポン太さん作の「メーラーdeネットニュース」を秀丸メールと併用している場合に、秀丸メール側からメーラーdeネットニュースを自動制御するかどうか指定します。メーラーdeネットニュース用のアカウントを秀丸メール上に作成してない場合は、 ここのオプションがONであっても何もしません。
 ここのオプションをONの場合、秀丸メールで送受信をするタイミングでメーラーdeネットニュースの自動制御が実行されます。その動作は、メーラーdeネットニュースの常駐モードによって違ってきます。

メーラーdeネットニュース側の常駐ON、定期送受信ONの場合:
 何もしません。


メーラーdeネットニュース側の常駐ON、定期送受信OFFの場合:
 メーラーdeネットニュースの送受信を実行させます。ただし、送受信の間隔は10分未満になる場合は実行させません。


メーラーdeネットニュース側の常駐OFFの場合:
 メーラーdeネットニュースを起動して送受信を実行させ、さらに、秀丸メール側の送受信が終了したらメーラーdeネットニュースも終了させます。送受信を実行する間隔が10分未満の場合は、メーラーdeネットニュース側の送受信は実行せずに、単に起動/終了をするのみです。




(送受信時に必ず)
 ここのオプションをONにすると、送受信対象アカウント中にメーラーdeネットニュース用アカウントがあるどうかに関係なく、送受信系コマンド実行時には必ずメーラーdeネットニュースの自動制御をするようになります。


データの受信をマルチスレッドで行う
 データの受信をマルチスレッドで行うかどうか指定します。OFFだと、いわゆる非同期ソケットを使ったシングルスレッドでの処理となります。
 マルチスレッドで行うように指示した方が受信がわずかに高速化すると思います。(具体的な検証まではしてませんが)
 ここのオプションをONにすると、アンチウィルスソフトやパーソナルファイヤウォール系ソフトと相性問題が発生し、受信途中で秀丸メールが死んでしまうことがあります。 具体的には、NOD32というアンチウィルスソフトの特定のバージョン以降(2004年10月付近のアップデート以降の物)、および、Norton Internet Security 2005 にて、秀丸メールが死んでしまうとの報告が届いています。



戻る