|
コンピュータ・ウィルスについての注意(Ver5.70対応版)
コンピュータ・ウィルスとは、インターネットなどを経由してコンピュータからコンピュータに勝手に感染するソフトの総称です。感染とは、そのコンピュータ・ウィルスのソフトが勝手にインストールされてしまうことを言います。
コンピュータ・ウィルスは巧妙に作られているので、一度感染してしまうと簡単に削除(除去)できません。まずは感染しないようにすることが必要です。
コンピュータ・ウィルスの主な感染源として、インターネットの電子メールがよく利用されています。電子メールによる感染について説明します。
- 1.添付ファイルについての注意
-
コンピュータ・ウィルスはほとんどの場合、電子メール中の「添付ファイル」の形で送られてきます。しかも、その添付ファイルが「実行可能」となっています。つまり、実行可能な添付ファイルが送られてきたら、
それがコンピュータ・ウィルスかどうか疑う必要があります。
もしそれがコンピュータ・ウィルスだったとしても、実行さえしなければ感染することはありません。
lzh形式などの圧縮されたファイルの場合、そのlzhファイル自身がコンピュータ・ウィルスであることはありえませんが、解凍して出てきたファイルの中にコンピュータ・ウィルスが含まれている可能性はあります。
知らない人から送られてきたメールに添付ファイルが付いていたら、それはもちろん疑わしいです。たとえ知っている人から送られてきた物であっても、突然添付ファイルだけが送られてきたり、普段と違う文面のメール(で、しかも添付ファイル付き)が届いたりしたら、
その添付ファイルは疑わしいです。どうしてもファイルを開く必要があるなら、必ずウィルスチェックしてから開くことをお勧めします。
- 2.HTMLメールについての注意
-
HTMLメールの中にもコンピュータ・ウィルスを埋め込ませることが可能です。秀丸メールの場合はHTMLメールを受信しても、普通はテキスト形式に変換した物しか表示しません。したがって、メールを見ただけでは感染することはありません。
秀丸メールの場合には、添付ファイル枠の中の「HTMLメール」アイコンをダブルクリックするなどして表示すると、その段階で感染する恐れがあります。しかし、HTMLメール型のウィルスではあまり大きな被害を与えること(例えばハードディスクを消去する等)はできず、
また、それ自身が他の実行可能ファイルに感染することもあり得ないので、影響は実行した時の一瞬だけで終わるはずです。
- 3.秀丸メール上でのウィルスチェックの方法
-
アンチウィルスソフトがインストールされている場合には、そのソフトを使って秀丸メールのホームディレクトリ配下をすべてチェックしてください。または、アンチウィルスソフトの機能によっては、添付ファイルの上でマウスの右ボタンを押すと、
表示されるメニューの中に「ウィルスチェックする」などのコマンドが出てくる場合があります。このコマンドを実行すれば個別のファイルについてウィルスチェックができます。
- 4.ウィルスに感染したと疑われる場合の対処方法
-
ウィルスに感染してしまったと疑われる場合には、まずは大事なデータをバックアップしてください。このとき、実行可能なファイルはバックアップしてはいけません。実行可能なファイルをバックアップすると、ウィルス自身もバックアップされてしまい、
後で復元した時にまた再発してしまいます。
バックアップした後、パソコンのハードディスクをすべて消去してから再度Windowsをインストールしなおせば、ウィルスは消えます。しかし、そこまでやるのは難しいという人は、ウィルスチェック用のソフトをインストールしてチェックしてみるのも手です。
ただし、コンピュータ・ウィルスの種類によっては、感染後にはウィルスチェックソフトがインストールできなかったり、もっとひどい場合はウィルスチェックソフト自身にウィルスを感染させたりして、動作をおかしくしてしまう物もあります。
LAN環境の中でパソコンを使っている場合なら、ウィルス感染してない他のパソコンにウィルスチェックソフトをインストールして、そこのパソコン上から感染したパソコンのハードディスクをチェックさせるという方法もあります。
- 5.ハードディスクを共有している場合の注意
-
LAN環境の場合など、自分または他人のパソコンのハードディスクが書き込み可能な状態で共有されていると、そのハードディスク上にウィルスが感染してしまうことがあります。
|