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フォルダ毎の設定・基本・メール用ファイル(Ver5.70対応版)
- メール用ファイルの作成方法
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メール用ファイルとは、メールを保存しておく用のファイルのことで、フォルダの配下に作成されます。秀丸メールでは、メールのファイルをテキストエディタ類で直接参照する等の目的にも対応するため、メールファイルの作成方法が細かく指定できるようになっています。
「可能な限り分割しない」にすると、1つのファイルだけを作成し、そこにすべてのメールを入れます。ただし、「1ファイル毎の制限サイズ」を超えた場合は適当に分割されます。
「年単位に分割する」、「月単位に分割する」、「日単位に分割する」は、それぞれの指示された範囲でメールファイルを分割します。
「1メール1ファイルとする」は、1つのメールを1つのファイルとします。このモードではハードディスクの利用効率が悪くなり、メールの移動/コピーにも意外と時間がかかります。特別な理由が無い限り、このモードにはしないようにしてください。
「1ファイル毎の制限サイズ」は、1ファイル毎のファイルサイズの制限を指定します。メール用のファイルがここで指定されたサイズを超えた場合には、自動的に次のメールから別のファイルに出力されます。ここのサイズはできるだけ小さめの値にした方が、
メールの移動や削除の時間が速くなります。
- ウィルス対策上の制限:
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「全般的な設定・ウィルス対策・詳細」での「本文が非常に長いメールは1メール1ファイルで保存する」がONになっていると、フォルダ毎の設定がどうなっていようが、メールの中身によっては1メール1ファイルで保存されることがあります。特にソースネクスト社のウイルスセキュリティのインストールされた環境である場合には、ウイルスセキュリティが迷惑メール類を間違ってウィルス入りメールと誤判定する可能性があるために、1メール1ファイル形式で保存されるケースが多くなります。
- 注意:
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メールファイルの作成方法は、これからこのフォルダに追加されるメールについてのみ影響します。したがって、ここの設定を変更しても、既に作成されてしまったファイルは何も変化しません。既に作成されてしまったファイルを再構成させたい場合は、
一度どこか別のフォルダに移動してからまた元のフォルダに移動しなおしてください。
ファイル名に使われる「日付」は、メールを入れたその時点での日付が使われます。したがって、メールを全部移動すると、そのメール用のファイルの日付は全部同じになります。
メール用のファイルがサイズ的に上限に達して分割されて、その後メールがいくつか削除されるなどすると、メール用ファイルのサイズは結果として分割サイズよりも小さくなります。分割サイズが期待した値よりも小さくなったとしても、
秀丸メールはそのファイルにメールを分割したり、分割されたファイルを統合するなどの(時間のかかる)処理はしません。なので、分割サイズはあくまで目安程度にお考えください。
メールファイルの作成方法はできるだけ変更しないようにしてください。設定によっては秀丸メールの動作が極端に遅くなる可能性があります。
- ファイル名の先頭/拡張子
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作成するファイル名の先頭部分に付ける文字列と拡張子を指定します。ここの設定を書き換えると、既に存在しているファイルの名前が、その新しく指定されたルールに従って変更されます。
- 断片化されたメール用ファイルを結合する
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このボタンを押すと、細かく分かれてしまったメール用ファイルを結合させることが出来ます。例えばフォルダ毎設定でのメールの分割サイズを2メガバイトに指定している場合には、2メガバイトの範囲内でなるべる結合させることが出来ます。
メール用ファイルを接合させると、秀丸メール起動時のアカウントの展開や、メール一覧の読み込みなどが速くなります。
秀丸メールの起動やアカウントの展開がいまいち遅い(あるいは展開してからしばらく動作が鈍い)と感じた場合は、ここのボタンを押してメール用ファイルを結合するのがいいです。
注意:
もしもアンチウィルスソフトがメールの中からウィルスを検出すると、アンチウィルスソフトは、そのメールを含むファイルをまるごと隔離してしまうケースが多いです。(ウィルスソフトにもよりますが)
もしも結合した後のファイルがアンチウィルスソフトによって隔離されると、ウィルス入りじゃないメールもまとめて消えてしまう可能性が高いです。なので、ウィルス入りと判定される可能性のあるメール(主に迷惑メールの類)は削除してから結合を実行してください。
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