アカウント毎の設定・メールサーバー・詳細2(Ver5.70対応版)
メール受信の高速化
 このオプションをONにすると、秀丸メール独自のメール受信の高速化を有効にします。その結果、メールの受信が多少速くなります。

 ただし、このオプションをONにすることによって、一部のメールサーバー(またはプロキシーサーバー)の場合にうまく受信できないという問題が起きることがあります。具体的にはウィルスバスター2002のメール検索機能との問題があることが報告されています。 受信時に問題が起きる場合はOFFに戻してください。

 このオプションをONにすると、秀丸メールは可能な限り、POP3用コマンドを早めに送信します。たとえばUSERコマンドの後には必ずPASSコマンドを送りますが、メール受信の高速化をONにするとUSERコマンドの応答を待たずにPASSコマンドを先に送ってしまいます。 このようにすると、サーバー側がUSERコマンドの処理をしている間、つまりインターネット回線の空いている間にPASSコマンドが送られ、結果として全体の動作が速くなるというわけです。

 上記の例を含め、以下のような処理をしています。

  • USERコマンドの結果を待たずにPASSコマンドを送る。

  • LISTコマンドの結果を待たずにUIDLコマンドを送る。

  • DELEコマンドはすべて最後にまとめて送る。

  • RETRコマンドまたはTOPコマンドが連続している場合、RETRコマンドまたはTOPコマンドを1つ分先に送ってしまう。(※)

  • DELEコマンドを連続で送る場合、DELEコマンドを1つ分先に送ってしまう。



最新のメールから順番にダウンロードする
 受信時のメールをダウンロードする順番は、普通、古いメールからになります。
 ここのオプションをONにすると、最新のメールから順番にダウンロードする動作になります。POP3/IMAP4の両方の場合でそういう動作をします。
 例えばメールボックスに大量のメールがあるけどもメールサーバーの応答が非常に遅い場合で、とりあえず最近のメールだけ先に見たい、というような場合には、ここのオプションをONにすると便利です。
 ここのオプションをONにすると、受信したメールの「送受信日付/時刻」が、実際のメールの順序と逆になるケースが多発します。なので、ここのオプションをONにする場合は、メール一覧に表示する列としては「サーバー到着日付/時刻」にした方が無難だと思います。それだけご注意お願いします。



戻る