全般的な設定・上級者向け・デコード・添付ファイル(Ver6.14対応版)
受信したメールの添付ファイルを上書き禁止属性にする
 受信したメールの添付ファイルを上書き禁止属性にするかどうか指定します。上書き禁止属性にしておけば、間違って内容を書き換えて保存してしまうミスがなくなります。
 現状の秀丸メールでは、添付ファイルをクリップボード経由で移動/コピーした時に、ファイルの上書き禁止属性がそのまま引き継がれてしまいます。それがいやな場合はここのオプションをOFFにするといいかもしれません。


受信したテキスト形式添付ファイルをShift-JISに自動変換する
 ここのオプションをONにすると、「charset」の指定付きで送られてきた添付ファイルをすべてShift-JIS文字コードに変換してファイルに保存します。ここのオプションがOFFであっても秀丸エディタのような文字コード自動変換機能付きのテキストエディタ類があれば特に問題はありません。文字コード自動変換機能の無いテキストエディタ類を使う場合はここをONにすると便利です。

■V3.03からの仕様変更
 文字コードをShift-JISに変換するとエラーが起きたり、変換後の結果がShift-JIS文字コードとして不正な場合には、自動変換はキャンセルされます。例えばUTF-8文字コードで送られてきた添付ファイルをShift-JISに変換して、 変換できない文字(例えば欧文文字や中国語)が含まれる場合には、変換はキャンセルされ、添付されたそのままの文字コードで添付ファイルが出力されます。




受信した添付ファイルのファイル名中の半角カナを全角に変換する
 受信したメールの添付ファイル・ファイル名に半角カナが含まれている場合に、それを自動的に全角カナに変換するかどうか指定します。普通のメールソフトを使ってるなら半角カナのファイル名でメールが届くことは無いと思いますが、 もしそういうメールが混じってしまって困る場合はここをONにしてください。


JIS文字コードのHTMLメールをShift-JIS文字コードに変換する
 ここのオプションはV5.60β6から追加されたオプションで、デフォルトでONになっています。
 ここのオプションがONの場合、JIS文字コード(iso-2022-jp指定)のHTMLメールの文字コードをShift-JISに変換し、HTMLメール用ファイル中のmetaタグもShift_JISに変更して保存するようになります。
 2010年12月15日付近に出た「[MS10-090] Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム」により、Internet Explorerが、JIS文字コードをサポートしなくなってしまいました。結果としてJIS文字コードのHTMLファイルは文字化けして表示されるようになってしまいました。この対処のためにこのオプションが追加されてます。


.eml形式添付ファイル中の添付ファイル有無を分かるようにする
 電子メール形式の添付ファイルがある場合で、その添付ファイル中にさらに添付ファイルが含まれているような場合に、添付ファイル・ファイル名に「さらに添付ファイルを含む」のような補足を付けるかどうか指定します。
 このオプションをONにしても、必ず正確に添付ファイルの有無を判定する訳ではありません。(Content-Type:ヘッダから簡単に判断するのみ)


Winmail.datから添付ファイルを自動抽出する
 Microsoft Outlookで、いわゆる「リッチテキスト形式」のメールを送ってこられた場合、メールに「Winmail.dat」という添付ファイルが付く形になります。もしもメールの差出人が何か添付ファイルを付けていたとすると、その添付ファイルはWinmail.datの中に入っているような、特殊な状態になってしまいます。
 ここのオプションをONにしておくと、Winmail.datという名前の添付ファイルを受信した時に、そのファイルから自動的に添付ファイルを抽出して、それをメールに自動添付するような形にします。
 注意:このオプションをONにするには、秀丸メールとは別に、「Winmail Opener」というソフトが必要です。Winmail Openerは、インターネットで検索してご自身で別途ダウンロード&インストールしてください。
 秀丸メールはWinmail Openerのインストール場所を自動で探し出すようになってはいますが、出来れば標準で提示されるインストール先を変更せず、普通にインストールしてください。そうすれば秀丸メールから呼び出すことが出来るはずです。

 ここのオプションをOFFにしている場合でも、Winmail.datファイルをダブルクリックすれば、秀丸メールはWinmail Openerで添付ファイルの抽出をしようとします。


message.rtfファイルは抽出しない
 Winmail Openerを使って添付ファイルを抽出する時に、添付ファイルの中にある「message.rtf」というファイルを抽出しないようにします。message.rtfというファイルは、いわゆるHTMLメールのような感じでメール本文が入っているだけのファイルで、Microsoft WordやWindowsに付属の「ワードパッド」で表示出来る形式のファイルになります。



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