|
全般的な設定・ウィルス対策・詳細(Ver6.14対応版)
- HTMLメールのHTML部分を削除したら、HTMLメール用アイコンすらも出ないようにする
-
ここのオプションをONにすると、HTMLメールのHTML部分を削除した場合に、メール一覧上でのHTMLメール用アイコンを出さないようにします。
HTMLメールをHTML形式で参照することがほとんど無い場合は、このオプションをONにしておくと、メールを選択した時にいちいち添付ファイル用の枠も出なくなって便利です。
- HTMLメールのHTML部分を削除する時に、HTMLメールに含まれるイメージ添付ファイル類もいっしょに削除する。
-
ここのオプションをONにすると、HTMLメールのHTML部分を削除した場合する時に、HTMLメール内に貼り付けてあるイメージ類の添付ファイルもいっしょに削除します。
- アンチウィルスソフトのリアルタイム検索に対応させる
-
アンチウィルスソフトを常駐させ、いわゆるリアルタイム検索をONにしている場合には、秀丸メール側のこのオプションをONにしてください。
リアルタイム検索を使わない場合は、秀丸メールの受信を少しでも速くするために、ここのオプションをOFFにするといいです。
ここをONにすると、秀丸メールは受信したメールを一度テンポラリファイルに保存し、ほんのわずかな時間だけ待機します。受信したメールがもしウィルス入りのメールだったすると、
そのわずかな待ち時間の間にアンチウィルスソフトがテンポラリファイルを削除(または隔離)します。秀丸メール側では、テンポラリファイルが削除された場合にはその後のメールの保存を取りやめ、
「メールがアンチウィルスソフトによって隔離された」と分かるように後処理(ヘッダ部分のみのメールの生成など)を行います。
アンチウィルスソフトのリアルタイム検索を使う場合には、ここのオプションを必ずONにしてください。そうしないとウィルス入りのメールだけではなく、他の隣接するメールもまとめてアンチウィルスソフトに削除(または隔離)されてしまいます。なぜかと言うと、
秀丸メールでは1つのファイルに複数のメールをまとめて保存するからです。多くのアンチウィルスソフトはファイル単位でごっそり削除してしまいます。注意してください。
- 補足1:
-
電子メールを通信経路上で見つけて駆除するタイプのアンチウィルス(いわゆるメール検索)が働いている場合は、ここのオプションをOFFにしても問題ありません。
- 補足2:
-
ウィルスを見つけた場合にファイル全体を削除するのではなく、ファイル中のウィルス部分を空白で塗りつぶしてくれるタイプのアンチウィルスソフトであれば、ここのオプションはOFFでもかまいません。具体的にはNorton Antivirus2002の場合がそれに該当します。
- アンチウィルスソフトのリアルタイム検索をなるべく高速動作させる
-
このオプションをONにすると、アンチウィルスソフトのリアルタイム検索によって秀丸メールの動作が遅くなるのをなるべく小さくし、結果として秀丸メールの動作を高速にします。
このオプションがONの場合、秀丸メールはファイルに何か書き込んだ後、しばらくファイルをクローズせずに、そのままオープンしっぱなしにします。そして、秀丸メールのいろんな処理が一段落した時に、おもむろにファイルをクローズします。
アンチウィルスソフトのリアルタイム検索は、一般にファイルをクローズするタイミングで動作するので、このオプションをONにすることによってリアルタイム検索の回数を減らし、高速動作させることが出来ます。
例えば10通のメールを連続して受信する場合を単純化して説明すると、普通なら「オープン/書き込み/クローズ」の処理を10回繰り返します。ここのオプションをONにすれば、「オープン/書き込み/書き込み/…/クローズ」のような処理となり、
アンチウィルスソフトのリアルタイム検索を1回だけしか実行させないように出来ます。
- 注意!
-
このオプションをONにすると、ファイルへ書き込みした後であってもしばらくファイルがオープンされたままになり、例えばその状態でパソコンの電源が落ちたりすると、ファイルが破損する危険性が増します。Windows2000の場合、作者が調べた限りでは、
ファイルをクローズせずとも書き込み自体が終わっていればファイルは壊れませんでしたが、Windows95ではクローズされないファイルは確実に破損しました。Windows95/98/Me系の場合は特に注意してください。
(一応、破損した場合でも、スキャンディスクにて復旧することは出来るようですけど)
- 本文が非常に長いメールは1メール1ファイル形式で保存する
-
本文が非常に長いメールを1メール1ファイル形式で保存するかどうか指定します。これは非常にまれなケースですが、BASE64エンコードされたウィルスがメール本文に紛れ込んで入ってくるケースがありまして、
その場合、運が悪いとアンチウィルスソフトによってメール用のファイル全体が隔離されてしまうことがあります。もしそのメール用ファイルに他のメールが混じっていると、他のメールも道連れとなって無くなってしまいます。そういうまれな事故を防ぐためには、
ここのオプションをONにしておいてください。
V3.50時点で、1メール1ファイル形式とするかどうかのサイズの境目は、メール本文のサイズが約20キロバイト程度となっています。なので、メール本文が20キロバイト以上(全角文字で1万文字程度以上)の場合は1メール1ファイル形式となります。
一般にやりとりするメールでそのように本文が非常に長いケースは、まず無いと思います。
|