自動折り返し(Ver6.14対応版)
 このコマンドは、現在表示(または編集)しているメールを折り返して表示するかどうかのモードを切り替えます。
 折り返すかどうかの設定は、メールごとに存在していて、一度モードを切り替えるとそのメールを次回見た時にも前回の状態で表示されます。
 送信用のメールや未送信のメールの場合には、ここで設定した折り返しモードが、送信の時の自動改行の処理に反映されます。「自動折り返し」がONのメールは、画面上での折り返し位置に改行コードが挿入されて送られます。 一方、OFFのメールは自動での改行挿入は行われずに、そのままの状態で送られます。

 一般的に、インターネット上での電子メールは80桁未満で折り返します。したがって、普通の場合、「自動折り返し」はONにしておくことをおすすめします。

 メール全体ではなく、特定の行に限って折り返しを禁止したい場合には、メールエディタ・ウィンドウ中の「編集・現在行の自動折り返し禁止」コマンドを使ってください。 設定している桁数より長いURLをメールで送信したい場合などに、その行だけ折り返さないように設定するとよいでしょう。受け取った相手がメールに書かれたURLをそのままクリックできるようになります。

 送信系メールでの、「自動折り返し」がONの場合の折り返し桁数は、「全般的な設定・メール表示」の「送信時の自動折り返し」で指定することができます。受信系メールの場合、自動折り返しをONにすると、標準の設定ではウィンドウの幅で折り返されます。 または、「全般的な設定・メール表示」の「受信系メールと送信系メールとで別々に設定する」をONにした上で、「全般的な設定・メール表示・受信系メール/ログ」の所で固定桁数を指定することも出来ます。



自動折り返しOFFでも折り返して表示する設定について
 送信するメールについて、画面上では自動折り返しさせたいけども、自動折り返しの位置に改行コードを入れて送信されるのは困る、という場合があります。たとえば携帯電話に送る時は、自動折り返しの位置に改行コードは入ってない方が都合がいいです。それ以外にも、最近のメールソフトはみな、1行の長さが非常に長い行は自動的に折り返して表示してくれる機能があるので、あえて70〜80桁程度で改行して送る必要はほとんどありません。
 そういうニーズに対応するための方法が以下の2つあります。
  • 「その他・送信用の特別設定...」の中にある「自動折り返し部分に改行コードを入れない」をONにする方法。
  • 「設定・全般的な設定...」の「メール表示 - 詳細(表示関係)」の所にある「送信系メールでの自動折り返しOFF時に、表示上に限ってウィンドウ幅で折り返す」をONにする方法。
 前者は、たとえばテンプレートの命令で「$(SetHeader,X-TuruKame-KeitaiSend,1)$-」の命令を入れることでも実現できます。後者については、そこのオプションをONにした上で、テンプレートの命令としては「$(SwitchOrikaeshi)$-」命令を入れておく形になります。
 後者のオプションは、秀丸メールのV6.10β11から追加となりました。


制限事項:
「自動折り返し」がOFFの場合でも、秀丸メール側の制限により、極端に長い行は自動的に折り返して表示します(約1000文字程度)。



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