Move関数(TKInfo.dll)(Ver5.78対応版)
 この関数は、現在選択しているメール(複数の場合は複数)を他のフォルダに移動します。この関数は、秀丸メール本体ウィンドウ上か、または検索結果の一覧上でのみ実行できます。
パラメータ1
 移動先のフォルダを含むアカウント名です。現在のアカウントと同じ場合は""を指定することもできます。


パラメータ2
 移動先のフォルダ名です。


パラメータ3
 パラメータ3に数値の1を指定すると、メールを移動する時に出てくる各種の警告を出さないように出来ます。例えばアカウントをまたがって移動する時の警告や、送信済みメールを未送信フォルダに移動する時の警告メッセージを抑止可能です。ただし、未送信メールを送信済みフォルダ配下に移動する時の警告を出さなくすることは出来ません。(しいてやるならSetAutoPushTimerを使うことで可能ですが)
 スレッド表示の時に、配下のメールをいっしょに移動するかどうかについては、このパラメータは影響しません。
 パラメータ3に数値の0を指定するか、またはパラメータ3自体を省略すると、普通の移動と同じく、状況によって各種の警告が出ます。


返り値(数値型)
 移動に成功した場合は0以外、失敗した場合には0を返します。移動先のフォルダが存在しなかった場合は何もエラーメッセージを出さずに失敗します。なお、ファイルの作成に失敗したり、書き込みに失敗したりした場合は、エラーメッセージも出してから0を返します。


補足
 アカウント直下にユーザーが作成されたフォルダは、秀丸メール内部では、アカウント直下ではなく、アカウント直下の「User」というフォルダの配下に存在しているような扱いとなっています。マクロ上でもそれがそのまま適用されます。
 例えばアカウント直下に「ABC」というフォルダがある場合、指定するフォルダ名は「User\ABC」となります。他、フォルダを扱う関数では、すべて「User」が間に入ってくることにご注意ください。

 スレッド表示の時に、配下のメールをいっしょに移動するかどうかの問い合わせメッセージを出さなくするには、DisableThreadTreeOperation関数を使ってください。


#n = dllfunc( "Move", "", "ゴミ箱" );
#n = dllfunc( "Move", "", "受信\\テスト" );
#n = dllfunc( "Move", "", "User\\ABC" );

戻る