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Import関数(TKInfo.dll)(Ver6.14対応版)
Import関数は、「ファイル・インポート」コマンドと同じようにメール用のファイルをインポートします。
- パラメータ1(文字列型)
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インポートするファイル名を指定します。
eml形式ファイルをインポートする時は、ここにはファイル名を指定するか、またはemlファイルの入っているフォルダ名を指定するか、または「c:\test\*.txt」のようなワイルドカードが指定できます。
eml形式以外のファイルをインポートする時は、ここにはファイル名を1つだけ指定することができます。
- パラメータ2(文字列型)
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インポートするファイルの種類を指定します。以下の4種類が指定できます。
"mbox" | From区切りテキストファイル(UNIX MBOX形式) |
"period" | ピリオド区切りテキストファイル |
"eml" | 1メール1ファイル形式 |
"hidemarumail" | 秀丸メール形式ファイル |
注意:旧バージョンとの互換性確保のため、"hidemarumail"の代わりに"turukame"を指定しても動作します。
- パラメータ3(文字列型、省略可)
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「受信したように処理する」か、それとも現在選択しているフォルダに入れるかのオプションを指定します。"recv"を指定すると「受信したように処理する」となり、それ以外を指定した場合(または省略した場合)は現在フォルダに入れるようになります。
- パラメータ4(文字列型、省略可)
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インポートするメールについてのログ(受信ログ)を作成するかどうか指定します。"makelog"を指定するとログを作成するようになり、それ以外を指定するか、またはここのパラメータを省略すると、ログを作成しません。
- パラメータ5(文字列型、省略可)
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インポートされるメールの送受信日時をどうするか指定します。"tcurrent"を指定するとインポートを実行した瞬間の日時になり、"tdateheader"を指定すると、Date:ヘッダの示す日時と同じになります。
それ以外を指定するか、またはここのパラメータを省略すると、いわゆる「自動」という扱いになります。
「自動」の扱いの場合、パラメータ3で"recv"を指定してる場合はインポートを実行した瞬間の日時となり、"recv"でない場合はDate:ヘッダと同じになります。
- パラメータ6(文字列型、省略可)
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インポートされるメールに開封通知要求があった場合に、それを無視するか、それともちゃんと応答出来るように処理するか指定します。
"mdnreply"を指定すると、ちゃんと応答できるようにします。それ以外を指定するか、またはパラメータを省略すると、開封通知要求を無視するようになります。
- 返り値(数値型)
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インポートしたメール数を返します。エラーが起きた場合は0を返します。
例 |
#n = dllfunc("Import", "c:\\temp.eml", "eml");
#n = dllfunc("Import", "c:\\temp.eml", "eml", "recv", "makelog");
#n = dllfunc("Import", "c:\\temp.eml", "eml", "", "makelog");
#n = dllfunc("Import", "c:\\temp.eml", "eml", "recv", "", "tdateheader", "mdnreply");
#n = dllfunc("Import", "c:\\temp.eml", "eml", "", "makelog", "tcurrent", "mdnreply");
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- 補足
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SetQuietMode関数でQuietModeがONになっている場合は、Import関数実行中の進捗状況ダイアログボックスは表示されなくなります。(中断も出来なくなります)
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