強調表示文字列(複数行)のプロパティ(Ver7.11対応版)
目次ファイルタイプ別の設定複数行コメント(ユーザー定義)− 強調表示文字列(複数行)のプロパティ
開始文字列・終了文字列
 開始文字列がヒットしてから、それより後に終了文字列がヒットする位置までを強調表示します。
 参照: 正規表現

エスケープ文字
 文字列の強調表示を定義するときに、エスケープ文字として使用する文字を指定します。
 例えば、開始文字列「"」,終了文字列「"」,エスケープ文字「\」としておくと、\の直後の1文字は無視して、以下のような感じになります。

a = "string"; b = "string\""; c = "string\\";


表示方法
 強調表示する色を指定します。
 文字列,コメント,#ifdef等の無効部分を指定すると、対応する括弧にヒットしなくなったりします。

オプション
複数行
 通常の指定です。開始文字列から終了文字列までを、複数行に渡って強調表示します。

a = "string";
b = "str
ing";


単一行(行末まで)
 単一行コメントを定義する場合などに指定します。開始文字列から行末までを強調表示します。
 終了文字列は意味を持ちません。

開始文字列 「//」

a = b; //comment
c = d; //comment


単一の文字列
 開始文字列で指定する文字列だけを強調表示します。
 [デザイン]→[強調表示]とは違い、コメント,文字列の色などを指定できます。
 これらを指定して、指定した文字列を対応する括弧の対象とならない文字にすることができます。
 強調表示1などの色を指定する場合は、ここで指定する意味はあまり無いので、[デザイン]→[強調表示]を使ってください。
 [デザイン]→[強調表示]のほうが処理速度が速いです。

次の行から色付け
 Perlのヒアドキュメントに似たような感じで強調表示します。
 「開始文字列のタグを終了文字列でも使う」の設定と組み合わせると使い方が広がります。

開始文字列 「<<([A-Za-z]+)」 (正規表現)
終了文字列 「^\1」      (正規表現)
オプション 「次の行から色付け,開始文字列のタグを終了文字列でも使う」

print <<EOM;
document
document
EOM


開始文字列のタグを終了文字列でも使う
 正規表現を指定している場合、開始文字列のタグを終了文字列でも使えるようにします。
 開始文字列と終了文字列が対応して変化するようなものを定義できます。

開始文字列 「(["'])」 (正規表現)
終了文字列 「\1」   (正規表現)

a = "str'ing";
b = 'str"ing';


終了文字列2回ヒット
 終了文字列が2回ヒットしてようやく終了とみなします。

開始文字列 「/」
終了文字列 「/」

$a =~ s/str/ing/g;


HTMLのカラー表示
 強調する範囲をHTMLのカラー表示にします。
 HTMLのタグ以外の通常の文字にあたる部分は、「表示方法」で指定する色になります。
 「表示方法」で「コメント」以上の優先順位の高いものを指定していると、優先順の高い色が優先されてHTMLのカラー表示は意味が無くなってしまうので注意してください。(ただし透明色を使う場合は有効に使うこともできます)

print <<EOM;
<body>
<b>document</b>
</body>
EOM

print '<body><b>document</b></body>';