置換の時の、変換モジュールによる変換の指定(Ver8.31対応版)
目次検索系コマンド正規表現− 置換の時の、変換モジュールによる変換の指定
 秀丸エディタのV8.20より、置換の時に、検索でヒットした文字列を変換モジュールに通して、その結果に置換することが出来るようになりました。指定の方法は、秀丸エディタ標準の変換モジュールを使う場合なら、

	\(タグ番号,関数名)
 となります。他の変換モジュールを使う場合は、
	\(タグ番号,関数名,変換モジュール名)
 です。変換モジュール名の「.hmf」または「.hmf64」の拡張子部分は省略することが出来ます。

 関数呼び出しにパラメータも付けたい場合は、
	\(タグ番号,関数名,変換モジュール名,パラメータ)
 となります。パラメータの中に空白やコンマを含む場合は、パラメータ全体を""で囲んでください。

 変換モジュールを複数通したい場合は、以下のようにネストさせることが出来ます。
	\((タグ番号,関数名1),関数名2)

	\((タグ番号,関数名1,変換モジュール名1,パラメータ1),関数名2,変換モジュール名2,パラメータ2)


 秀丸エディタ標準の変換モジュール(HmFilter.hmfまたは64bit版の場合はHmFilter.hmf64)には、以下の関数が用意されています。
関数名メニュー上の名前
ToUpperUPPER CASE
ToLowerlower case
ToHankakuハンカク
ToZenkakuHira全角ひらがな
ToZenkakuKata全角カタカナ
ToSpaceTAB -> 空白 (※注)
ToTab空白 -> TAB (※注)
ToHankakuAlnum英数字/記号/空白のみ半角に
ToZenkakuAlnum英数字/記号/空白のみ全角に
ToHankakuKataOnlyカタカナのみ半角に
ToZenkakuKataOnlyカタカナのみ全角に
Indentインデント
UnIndent逆インデント
Sortソート

英単語を、先頭の文字だけ大文字にして残りの文字を小文字に変換する例:
検索:  \<([a-z])([a-z]*)\>
置換:  \(1,ToUpper)\(2,ToLower)
2行のデータを見つけて逆順ソートする例:
検索:  ^.+\n.+\n
置換:  \(0,Sort,HmFilter,"101000000000000\"00")
英単語を見つけて全角に変換する例:
検索:  \<[a-z]+\>
置換:  \(0,ToZenkakuHira)


戻る