マクロの概要(入門用) エスケープシーケンスについて(Ver8.10対応版) エスケープシーケンスについて 文字列変数に「これは文字列です」という言葉(文字列)を代入する場合、 と、代入する文字列を" "で囲むと前述しました。これが文字列型変数に文字列を代入するときの決まりでした。 では「これは"文字列"です」とダブルクォーテーション記号で囲んだ言葉を含む文字列を代入させる場合は、どうすればいいでしょう。 と記述すると誤動作(エラー)になります。 ダブルクォーテーション記号の「 " 」を代入するには、「 " 」のひとつずつに「 \ 」をつけて「 \" 」と記述します。 するとマクロは「 " 」を代入します。 この「 \" 」の2文字がセットで1文字「 " 」を表します。 「 \ 」文字を前置することによって、ダブルクォーテーション記号を埋め込むことができます。この特殊な「 \ 」文字を「エスケープキャラクタ」といいます。 また「 \ 」+「文字」(エスケープキャラクタ+制御コードを表す文字)を「エスケープシーケンス」と呼びます。上記の例では「 \" 」です。 また、Windowsでフォルダを指定する場合、通常は「C:\Documents and Settings\All User\My Documents\」と指定しますが、マクロでは「C:\\Documents and Settings\\All User\\My Documents\\」と指定しなくてはなりません。 「 \ 」はマクロではエスケープキャラクタなので、「 \ 」を記述するためには「 \\ 」となるのです。 他の代表的なエスケープシーケンスです。 マクロで改行文字を記述するには「 \n 」を使います(nは改行を表す制御文字)。 マクロでタブ文字を記述するには「 \t 」を使います(tはタブを表す制御文字)。 文字コードを指定したい場合は「 \x 」を使って16進数で指定します。
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